仮想通貨初心者が知っておきたいトークンについて〜MEWでのトークン表示方法も画像で解説！

仮想通貨に接しているとしばしば登場するのが「トークン」です。
ビットコインやイーサリアムなどのコインとはどう違うの？
使いみちは？
どうやって手に入れるの？
など、初心者が知っておきたいトークンについて解説します。

トークンとは

トークンとは、そのサービスの中でだけ使える通貨のようなものです。
お店や商店街独自のポイントのようなものと考えるとわかりやすいと思います。

ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨は、対応しているサービスであればどれでも使うことができますが、トークンの場合はそのトークンを発行しているサービス以外では基本的には利用することができません。

トークンの使いみち

トークンの使いみちは、発行しているサービスによって異なります。
ポイントのように、持っていることでサービスが割引になったり、支払いの全額または一部として利用できるサービスもありますし、サービス内での通貨の代わりとして使う場合もあります。
また、トークン自体の価値も上下することがあるため、仮想通貨と同じように投資目的で運用することもできます。

トークンの入手方法

サービス内で購入する

トークンは発行したサービス内で購入することができます。
日本円の他に、特定の仮想通貨でしか購入できない場合は、取引所で予め通貨を購入しておく必要があります。
早期割引者への特典など、サービス開始前や開始直後はお得に買えることがあります。

サービス内でもらう

サービスを利用することでトークンが配布されることもあります。
例えばゲームであれば、アイテムを購入すると、購入額の何％かがトークンとしてもらえたり、取引に応じてトークンがサービスとして付与されたりすることも。

ICOでもらう

サービスを立ち上げる前に、資金を提供してもらうために用いられるのがICOという方法です。
サービスへの支援の見返りとしてトークンが配布されることが多いです。
サービスが成功すればトークンを有効に使えますが、サービス自体が立ち消えになってしまうこともあり、そうなるとトークンの価値がなくなるだけでなく、配布自体がされないこともあるので注意が必要です。

AirDropでもらう

サービスへの認知度を上げるために、一般の人向けに無償でトークンの配布を行うのがAirDropという仕組みです。
メールアドレスやSNSのフォローや拡散をすることでトークンが配布されることがあります。
ICOと違い、資金は必要ありませんが、メールアドレスなどを提供することで情報流出のリスクには対応できるようにしておくことが大切です。
また、申し込んだAirDropが全てもらえるわけではないので、もらえたらラッキーくらいに思っておくと良いでしょう。

トークンの管理

サービス内で購入、配布されたトークンは、そのままそのサービス内に保管されます。
使用したり、サービス内で他の通貨と交換する分にはサービス内でのやり取りで問題ありませんが、長期で保有する場合やあまり高額になる場合は、万が一のときに備えて自分専用のウォレットに移動しておくほうが安心です。
また、ICOやAirDropなどサービスの開始前に配布されるトークンを受け取るにも、取引所のアドレスではなく、トークンに対応したウォレットのアドレスが必要です。

トークン対応ウォレットについて

トークンを保管するウォレットはそのトークンに対応している必要があります。
トークンは仮想通貨の仕組みをもとにして作られています。
なかでもイーサリウムの仕組みをもとにして作られているものが多く、イーサリウムのウォレットなら保管できることがほとんどです。
トークンの保管でおすすめのウォレットがマイイーサウォレット（MEW）です。

MEWについての記事はこちら
初心者からのステップアップ！簡単仮想通貨のウォレットの作り方と入金・出金方法【図解付きMEW作成手順例】

MEWではERC20トークンやERC223トークンと呼ばれるイーサリウム系のトークンが保管可能です。
ただし、MEWに送られたトークンはそのままでは表示されません。
保管されているはずのトークンの表示を行うことで、MEWからの出し入れが可能になります。

MEWでトークンを表示する

保管されたトークンは自分で設定をしないとMEWのウォレットに表示がされません。
トークンをMEWのウォレットに表示するにはカスタムトークンの追加が必要です。

カスタムトークンの追加は、MEWにログイン後、右側のアカウントページの「カスタムトークンを追加」のボタンから行います。

トークンの各情報を聞いてくるので、MEWの画面からethplorer.ioにアクセスして必要な情報を入手します。

画面右側のTokenBalancesのところに、MEWで保有している通貨とトークンがすべて表示されます。
トークン名をクリックすると詳細をみることができます。
例としてtorueトークン(TRE)を追加してみましょう。

torueトークンの詳細画面は以下のとおりです。

トークンの追加に必要な情報は、

トークン契約アドレス
トークンシンボル
桁数

の３つ。
それぞれ画像の1.Contract、2.Symbol、3.Decimals　に該当します。
３つを確認したら、MEWに戻って各項目の情報を貼り付けましょう。

トークン残高数にTREが追加されています。
送付数量のTREトークンのタブを選んで、torueトークンが送付できるようになりました。

ちなみに、アドレス・シンボル・桁数を貼り付けて保存したあと、画面下に以下のようなエラーメッセージが出てしまった場合は、すでにそのカスタムトークンは追加されています。

この場合はLOADが必要です。
「Show All Tokens」のボタンから、すでにあるトークン一覧を表示させましょう。

下の方にトークンがたくさん出てきたので、スクロールしてお目当てのトークンを探します。

見つけたらLOADの文字をクリックします。

保有しているOMGトークンの数が表示されました。

送付数量のタブにもOMGが追加され、トークン残高にも保有数が表示されています。
（OnlyShowBalancesのボタンを押すと、保有していないトークンの表示をオフにできます。）

これでトークンの保有数の確認や送付が出来るようになりました！

まとめ

仮想通貨とはちょっと違う使い方をするトークンはブロックチェーンを使った仕組みとは切っても切れないツールです。
サービスの中だけで使うだけでなく、資産にもなりうるトークン。
保有しているトークンを管理したり、資産として活用したりするためには必ず覚えておきたいのがウォレットでの管理方法です。
マイイーサウォレットの設定、METAMASKの設定が完了したあとに、ぜひトークンについても対応しておきましょう。

マイイーサウォレット（MEW）の設定方法→初心者からのステップアップ！簡単仮想通貨のウォレットの作り方と入金・出金方法【図解付きMEW作成手順例】

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