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iPhoneの写真管理を「Googleフォト」に移行を勧める8つの理由と使い方

iPhoneの写真管理を「Googleフォト」に移行を勧める8つの理由と使い方

(※この記事は2016年11月15日に更新されました。)

こんにちは、ライターのコマツです。iPhoneアプリの作り方を教えたり、コンサルティングを生業としています。ITガジェット好き、酒好き、ロック好きの2児の親父です。

今日は、iPhoneの写真管理について書いてみたいと思います。

iPhoneを使っていてこんなことで困ったことはありませんか?

「家族や子供の写真、動画が沢山あって容量を圧迫してしまう。」
「iCloudに保存してもすぐに無料で使える容量がいっぱいになる。」
「手元に沢山家族の写真を残しておきたい。」
「簡単に家族と写真を共有したい。」

上記の悩みに一つでも該当するようでしたら、めちゃくちゃオススメのアプリがあります。

Google フォト

これです。これで全て解決です。

1.無料&容量無制限

基本的に無料で且つ容量無制限で、写真や動画をクラウドに保存することができます。

2.バックアップの代わりに使える

iPhoneで撮影した写真や動画は、オンライン上のGoogleフォト専用のクラウドストレージ(インターネット上のデータ保存場所)に自動的に保存されます。

iCloudを使っても写真のバックアップができますが、iPhone側で写真を削除するとiCloud側の写真も削除されたり、バックアップできる初期のサイズが5GBとあまりに小さいため、写真や動画をバックアップしてしまうと瞬時に一杯になってしまいます。

3.iPhone内に写真を保存しておく必要が無くなる

Googleフォトに写真をバックアップしておけば、iPhone内に写真や動画を置いておく必要はなくなります。

Googleフォト内から、バックアップが完了した「写真」アプリの写真や動画を削除することができるので、iPhoneのストレージ容量を大幅に削減することができます。

もちろんiPhone本体から消した写真や動画も「Googleフォト」を使えばいつでも閲覧/共有することができます。

4.グルーピング(写真分類)機能が神がかっている

これはほんとに驚きます。時間や場所で分類する機能はもちろんですが、人物の顔で写真を自動的に分類したり、「物」毎に分類したりします。

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例えば、踊っているような写真であれば「ダンス」、車が写っていれば「車」、食べ物が写っていれば「食べ物」、ホワイトボードを撮った写真であれば「ホワイトボード」、動物の写真なら「動物園」などです。

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もちろん、間違って分類されているときもありますが、それでも精度の高さに驚かされます。分類には「レゴ」(レゴが写真に写っている)や「列車」「ワイン」「花」「ビール」「超高層建築物」などなかなかマニアックな分類もあり楽しめます。

5.アシスタント/クリエイティブが洒落てる

アシスタントも写真や動画をグループ化する機能ですが、違いはコンテンツとしてまとめてくれるところにあります。

例えば、複数の関連する写真や動画から一つの動画やコラージュ(写真を組み合わせた写真)、ストーリーと呼ばれる電子書籍のようなコンテンツが自動的につくられたりします。

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気に入った作品を書き出したり共有したり、もしそれが気に入らなければ簡単にスワイプで削除することもできます。

クリエイティブは、連続して撮影した写真をパラパラ漫画のようにしてくれる機能です。見ていてかなり楽しめます。これももちろん自動で生成してくれます。

6.共有機能が便利

写真を共有したい場合は、上記の自動分類されたものを簡単に共有できますが、家族共有用のアルバムを作って共有するのがよいです。

個人的にですが、写真を共有するときの最大のネックが共有写真を選択するときの操作が面倒くさいというのがあります。ここでもGoogleフォトはよくできています。

日単位、場所単位などで一括で選択できたり、タップではなくスワイプ操作で一気に複数の写真を簡単に選択できるようになっています。

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共有を行うと専用のURLが発行されるので、共有したい人にそれを伝えればよいだけというのもシンプルでよいです。パソコン、スマホ、タブレット何れでも簡単にアクセスしてみることができるようになります。

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共有アルバムに対して、さらに写真や動画を追加することも簡単にできます。共有している人同士でアルバムに写真や動画を追加することができるので、例えば、子どものアルバムを家族全員で共有して、それぞれの端末で撮影した子どもの写真を一括で管理することもできるようになります。

また、共有画面は非常にシンプルなため、パソコンやスマホに不慣れな方でも写真を楽しむことができると思います。

7.ビューワー(写真を見るアプリ)としての操作性がよい

全般的に写真アプリと比べても格段によく感じるのがGoogleフォトの操作性です。以下に特によいと感じた点を挙げてみます。

  1. 画面内に表示する写真や動画の数はピンチ(2本指で広げる操作)で簡単に変更できる。
    これはiPhone標準の「写真」アプリと比べても格段に操作性がよく感じるところです。直感的で素早く操作できます。
  2. 写真の選択の際も、長押しとスワイプで複数画像を一気に選択できる。
    これも「写真」アプリより非常に操作性がよく感じる機能です。一個一個タップで選択するよりもスワイプで選択できる方が素早く操作が行えます。
  3. 左右にスワイプすることで、写真の表示形式が素早く切り替えられる。
    標準の「写真」アプリでは基本はタブバーを使うため指の移動量が多くなりますが、Googleフォトでは、その場で指を左右にスワイプすることで写真グループを簡単に変更できます。

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8.シンプルだが高機能な写真加工機能

Googleフォトには、さらに写真の「明るさ」「カラー」「周辺減光(写真の四隅が暗くなってしまう現象)」などを自動で調整する機能や10種類以上の「フィルタ(セピア加工など)」や「トリミング(画像の切り取り)」「拡大」「回転」機能があります。

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どれも使いやすくサクサク動作するので、SNSで共有したい写真などで力を発揮しそうです。

Googleフォトへの完全移行手順

iPhoneの写真管理をGoogleフォトへ移行する手順について説明します。

1.iCloudの「写真」バックアップを停止する。

事前にiCloudの写真バックアップは停止しておきます。iCloudのバックアップは初期だと5GBしかないです。写真や動画のバックアップに使った場合、これだと容量が少なすぎてすぐに一杯になってしまいます。iCloudは、大切な連絡先、カレンダー、リマインダー、システムのバックアップのみに利用することで5GBでも十分な容量になります。

「設定」アプリ->「iCloud」->「写真」-> 各設定のスイッチをオフにしておくことで、iCloudの「写真」バックアップを停止することができます。IMG_0504 2

貼り付けた画像_2015_12_16_12_12

2.Googleフォトをインストールする。

Googleフォトを使うにはGmailアカウントが必要になります。Gmailアカウントがない場合でもアプリ内で作成することができるので心配ないです。

Google フォト

3.アプリを起動したら以下の手順で始める。

  1. 「始める」ボタンをタップする。
    IMG_2099 2
  2. 「”Googleフォト”が写真へのアクセスを求めています。」にてOKをタップする。
    IMG_2100 2
  3. 「写真や動画のバックアップ」にて、「バックアップと同期」がONになっていることを確認する。
    モバイルデータ通信を使用してバックアップをONします。デフォルトはOFFですが、ONにしておくことをお勧めします。
    IMG_2101_3
  4. 「写真と動画のアップロードサイズ」高品質(無料、容量無制限)か「元のサイズ(デフォルト15GB)」から選ぶ。

16メガピクセル以下の写真サイズの場合は、高品質にしておくことで、画像の劣化も「根本的な違いはほとんど生じない」ようなので、高品質にしておくとよいです。IMG_2102 2

ちなみにiPhone最大(iPhone 7 Plus)で12メガピクセル。「元のサイズ」は16メガピクセル以上の「デジタル一眼レフカメラ」などで撮影した写真を元の品質で保存しておきたい場合に利用すればよいでしょう。

「元のサイズ」は、デフォルトだと無料で15GBまで保存できるようになっています。Googleフォトはアカウントを複数管理できるようになっているので、iPhone用とデジタルカメラ用に保存領域を分ける使い方もできます。

iPhoneは高品質で保存し、デジタルカメラで撮った写真は「元のサイズ」にするなど使い分けも可能です。

劣化比較をしているサイトがあったので、気になる方は実際に目で見て確認してみることをお勧めします。
http://camera10.me/blog/tips/photo-service/google-photo-quality-check

4.セットアップが完了したら設定を変更する。

続いて、左上のハンバーガーアイコン(三のマーク)をタップして、「設定」をタップします。

IMG_0524 2

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以下の画面が表示されますので、それぞれ重要と思われる項目を解説していきます。

img_0523-2

  1. 「バックアップと同期」
    必要に応じて「モバイルデータ通信を使用して写真をバックアップ」と「モバイルデータ通信を使用して動画をバックアップ」のオンとオフの設定を行います。
  2. 「端末の空き容量の確保」
    「空き容量を増やす」を押すと、iPhone標準の「写真」アプリからバックアップが完了したファイルの削除をすることができます。「写真」アプリからの削除完了後、「写真」アプリのゴミ箱から削除することで端末上から写真を完全に削除することができます。つまり、このボタンを押すまでは自動的に削除されることはないので、端末側で容量不足になったらこのボタンを押して、削除すればよいでしょう。
  3. 「Googleドライブ」
    一眼レフなどのカメラで撮った写真をGooglePhotoで共有したい場合は、「Google ドライブ」に一旦保存して同期させる。
    必要に応じて「Googleドライブ」のスイッチをオンにします。
  4. 「リンクで共有するファイルの位置情報を削除」
    共有した写真から位置情報を削除したい場合は、この設定をオンにする。

まとめ

いかがでしたでしょうか?スマートフォンの写真管理に悩んでいる方の決定版にも感じられるサービスがGoogleフォトだと思います。容量無制限でこの機能でタダとは非常に驚きます。私の今年の使えるアプリTOP3に入るかなと思います。

これを機会にGoogleフォトで写真や動画の管理を見なおしてみるのもいいかもしれません。

お気に入りの写真を紙で取っておきたい方は、毎月1冊無料のスマホ専用フォトブックサービス「プリミィ」がおすすめです。

手作りフォトブックもいいですね。親戚のプレゼントに喜ばれそう。

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