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初めてババアと呼ばれた日 親を悩ます反抗期のタイプ別対処法

初めてババアと呼ばれた日 親を悩ます反抗期のタイプ別対処法

こんにちは!受験と反抗期の時期が重ならないよう祈り続けるライターのスージーです。
早ければ、小学校高学年くらいから、その後も高校くらいまで頭を悩ます子どもの反抗期。
今までと人が変わったかのような変化に、親は戸惑うばかりです。
ただ、一口に反抗期といっても、その特徴は千差万別。その子に合ったしっかりとした対応をしていれば、子どもとの関係はまた必ず良くなります。

無視タイプ

男の子に多いのがこのタイプ。
話しかけても無視。挨拶しても無視。家にいるときはいつもムッツリ不機嫌そうにしています。
聞いてるの!?返事しなさい!!と怒っても、一向に反省する気配はありません。
そんな子に育てた覚えは無い、、、と、ガッカリする気持ちはわかりますが、それも反抗期のせい。
親が神経質にならない事が肝心です。

会話がなくても、返事がなくても、今は仕方がないと思うしかありません。
小さい頃からあいさつだけはしっかりさせる方針、という家庭も多く、ついつい挨拶をさせるまで怒り続けてしまいたくなりますが、反抗期まっただ中のときは、怒っても挨拶するようにはならないことも。
怒って改善するならぜひ言うべきですが、言っても治らないなら怒り続ける意味がありません。
ここは、親のほうが折れてあげるのが関係を悪化させずに済みます。
今までしっかりと挨拶ができていたならば、反抗期が終われば、また今までどおり挨拶してくれるようになります。

ここで、やってはいけないのが、子どもがしないなら親もしない、という対応です。
いくら無視されても、親の方は挨拶や会話をし続けること。
反応がない相手に、話しかけ続けるのは心が折れそうになりますが、ここは親も試練の時だと思って頑張りましょう。
時々は、「返事くらいしなさいよー。」と声をかけてあげて。
会話がないことに不満だよ、ホントはもっと話したいんだよ、というアピールを適度に入れておくことで、反応はなくても気持ちは届くはずです。
その声かけにも返事は無いと思いますが、そのときも深追いして怒らないように気持ちを保ちましょう。

罵りタイプ

口を開けば、「クソババア」「死ね」と、ひどい言葉ばかり。
そんな子に育てた覚えは、、、と、これまた落ち込みます。

これだけは言ってほしくない、というハードルを、反抗期のときは下げてあげましょう。
いままでは「お母さん」と呼んでくれていたのが、「あんた」や「おまえ」、「ババア」、「クソババア」に。
どこまでひどいいわれようになるかは、その子の気持ちのモヤモヤ度と反抗の方向性しだい。
初めてババア呼ばわりされたときは、「いまなんつった!」と怒ってしまうと思いますが、怒っても反省する気配がなかったら、残念ながら反抗期が終わるまではババアと呼ばれる日々が続くことでしょう。
挨拶の時と同様、怒ってもやめないのであれば、怒り続ける意味がありません。
ある程度は聞き流してあげる、心の広さが必要です。

ここで、注意しなければいけないのは、弟、妹の存在。
まだ判断基準がしっかりとできていない下の子に対しては、言ってはいけない、言ってほしくない言葉だけれど、今はお兄ちゃんもお姉ちゃんも反抗期で気持ちがモヤモヤしているから、言わずにはいられないんだよ、ということをしっかり伝えておきましょう。
兄や姉が言ってもたいして怒られないから自分も言っちゃえ、とならないように。
不公平に感じるかもしれませんが、常にイライラ、ピリピリしている上の子を見ていれば、下の子も何か感じるところがあるはず。
成長で誰もが通る道、今は自分でも気持ちがコントロール出来ないんだということを、しっかりと話せばきっとわかってくれます。

何もないタイプ

周りは反抗期反抗期と悩んでいるけれど、うちの子は今までと全く変わらない。
反抗期がないと、大人になってから大変という考え方もありますが、過剰に心配する必要はありません。
反抗期がなくても、立派に成長している人はたくさんいます。
気持ちのモヤモヤはあるけれど、自分でうまく発散方法を見つけているのかもしれませんし、親があまり気にならない程度で、普段よりも会話が減ったり、つっけんどんな口調になっているのかもしれません。

心配なのは、反抗したくても出せないケースと、家以外のところで出てしまっているケースです。
親の言うことは絶対と厳しくしつけてきた場合や、小さい時からいい子で親の期待にそむけなくなってしまった場合などにありがちです。

発散する方法がわからずに、1人で抱え込みすぎてしまうと、不安定な気持ちがずっと自分の中だけにとどまることになり、本人はつらい日々を過ごすことになります。
たとえ矛盾していても、考え方が間違っていても、頭ごなしに否定するのではなく、その子の気持ちとして受け止めてあげるようにして、気持ちを吐き出しやすい環境を作ってあげましょう。
また、普段生活している中でも、間違ったことを言っている人や何かができなかった人に対して、その人自身を否定するような発言をしていたり、見下したりしているような言動をとっていないか、気をつけましょう。
いい子だから好き、いい子じゃなくなったら好きじゃなくなる、と思われないような態度を見せる事が必要です。

また、外で悪いことをして発散していて、知らないのは親ばかり、という状態も大問題です。
うちの子は絶対大丈夫、という考えは一旦捨てましょう。
自分の子どもを信じてあげたい気持ちもわかりますが、10人の言っていることと、子どもの言っていることが間逆だとしたら、8割型10人が正しいと疑ってかかったほうがよいでしょう。
子どもは自分に都合の悪いことはなかなか言わないもの。
うちの子どもが嘘を言ってると言うんですか?!という態度では、周りからの正しい情報が入ってきません。
子どもの言い分も聞きつつ、周りの話もしっかりと聞き、客観的に判断する冷静さを持ちましょう。
そして、普段から、何かあったら教えて下さいね、と周りとコミュニケーションをとっておくことも大切。
うちの子ホントいい子なんです、悪いことをするわけがありませんわ、というオーラを出していると、周りもなかなか情報を伝えづらくなってしまいます。

まとめ

1人反抗期の子がいるだけで、家の中はピリピリし、暗い雰囲気、殺伐とした雰囲気になりがちです。
終わりが来ないんじゃないかと不安になる反抗期も、かならず終わりは来ます。
それは幼児期の時のおむつはずれと同じ。
親は不安であれこれ対策をしたくなりますが、大人になってもおむつをしている人がいないのと同じように、親のことをクソババアと呼びつづける大人はいません。
反抗期を楽しむまでの余裕はないかもしれませんが、大人への階段と思って、できるだけ気にせずに過ごすようにしましょう。

反抗期に引きづられて、親もイライラしたり、暗くなってしまうより、今までと変わらない穏やかな雰囲気を作ることをこころがけて。
まわりだけでも明るく和やかな雰囲気でいるよう意識していれば、気がつけば反抗期を抜けた子どももその和の中に戻ってくるはずです。
そして、反抗期を終えた子どもは一回り大きく成長していることでしょう。
その日が来るのを楽しみに、乗り切ってくださいね。


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