こんにちは!ライターのスージーです。
どうしたら子どもが自分から勉強するようになってくれるのか、親が抱える永遠のテーマです。
うちはそんな悩みあんまりないわ、という家に共通しているのが小さいときからの勉強の習慣づけ。
無理やり勉強させるのではなく、楽しく机に向かう習慣をつけたい!
それには家庭でのちょっとした工夫が必要です。
家で勉強するときに一番苦労するのが、勉強を始めさせること。
テレビやゲームなど楽しいことに囲まれた子どもたちにとって、勉強の優先順位はものすごく低いです。
時間があいたときにやる、と出来る時を待っていてはなかなか勉強を始めることはできません。
また、小さいうちはまだ勉強の大切さもわかっていません。
どうしてやらなければいけないのか実感するのはもっと成長したあとの話。
まずは、勉強は毎日やるもの、という習慣をつけることが大切です。
そのためには、いくつかのルールを設定しましょう。
勉強を始める時間のルール決め
〇〇時からやる
一番わかりやすいのは、〇〇時からやる、と時間を決めるというもの。
子どものタイプと生活のパターンを考えて時間を設定しましょう。
早起きが苦ではない子供は、朝早く起きてやらせるのがベストでしょう。
ただし、楽しいことなら起きられるけど、勉強のためには早く起きられない事もあるので何日間かは様子をみて。
夕方に設定する場合は、あまり早い時間だと遊びから帰ってくるのが間に合わない場合があります。
塾や習い事ならまだしも、家で勉強するという理由で、友だちが遊んでいるなか1人早く帰ってくるのは子どもにとってかなりのプレッシャー。
まずは、この時間までには帰ってきてほしいと家庭で門限を決め、その時間の30分後くらいにスタート時間を設定するのがおすすめです。
夜に設定する場合は、夕飯の食べ終わるペース、見たがっているテレビなどのことも考慮してあげると気持ちよく勉強がスタートできます。
勉強時間だからと慌ただしくご飯を食べたり、見たいテレビを我慢させたりしてしまうと、勉強することがマイナスイメージになってしまうので気をつけましょう。
習い事などで曜日によって空いている時間帯が違う場合など、曜日ごとに違う時間を設定する場合は、子どもが自分で分かるように、「月曜日→〇〇:〇〇〜〇〇:〇〇、火曜日→〇〇:〇〇〜〇〇:〇〇、・・」と、ホワイトボードや紙に書いて、見えるところに貼っておきましょう。
教材によっては、お知らせタイマーなどで勉強時間が来たらキャラクターの声で知らせてくれるものもあります。
進研ゼミのチャレンジタッチは、アラームでの勉強時間のお知らせ機能付き。
曜日ごとに細かく時間を設定する事もできるので便利です。
〇〇の前にやる
なかなか決まった時間は取れないので、空いてる時間にやってほしい、という場合は、楽しいことの前に勉強タイムを設定しましょう。
ゲームをする前に必ず勉強する、など、絶対のルールを決めてしまえば、ゲームしたかったら勉強するしかありません。
こちらが「勉強しなさい!」と声をかけなくてもOK。
遊べないほど忙しい日は、勉強できなくても仕方ないでしょう。
始めのうちは、ルールを忘れて勉強する前に遊ぼうとしてしまうかもしれません。
そのときは、遊ぶのは勉強してからね、と一声かけてあげてください。
今日はたくさん遊びたいから早めに勉強しちゃおう、と子どもが自発的に勉強を始めてくれればこれほどありがたいことはありません。
〇〇の後にやる
学校から帰ってきたら、遊びから帰ってきたら、夕飯を食べたら、など生活の区切りのタイミングで勉強する習慣をつけるケースです。
時間で決めるとついつい忘れてしまいがちな場合も、これをした後は勉強タイムと習慣づいてしまえばこちらから口うるさく言う必要はありません。
どのイベントの後に設定するかもポイント。
1日のうちで一番余裕のある時間帯を考え、その直前のイベントに設定しましょう。
勉強を終わる時間のルール決め
毎日決まった時間しっかり勉強してほしいのはやまやまですが、何時まで勉強しなきゃいけない、と時間ばかりを気にしてしまったり、ダラダラ勉強してしまう子には逆効果です。
1日にやる学習の量を決めて、それが終わったら終了、というルールのほうが集中して勉強に取り組めます。
1日の学習量は子どものペースに合わせて設定しましょう。
5分位で終わってしまう量では勉強の習慣付けにはちょっと物足りないかもしれません。
かといって、1時間やっても終わらないような量では、勉強が憂鬱になってしまいます。
始めのうちは30分前後、がんばれば15分くらいでも終わるくらいの量だと、子どものモチベーションも上がります。
ドリルを何ページやったら、この教材の1日分が終わったら、など、子どもにもわかりやすい量をあらかじめ伝えておきましょう。
そのときに、やるだけで終わりではなく間違い直しまで含めた時間なのかなど、どうなったら終わりなのか、お互いの認識のズレがないようにしましょう。
声掛けの仕方
ルールを決めたら、その時間にやっていなかったら教えてあげるだけ。
勉強しなさい!と指示するのではなく、勉強の時間が来たよ、とお知らせしてあげます。
最初のうちは、時間になってもついつい忘れてしまうもの。
子ども自身が習慣付くまでは、忘れてしまうのも当たり前です。
親も一緒になって忘れないように気をつけてあげましょう。
毎日繰り返していくうちに、「勉強の時間だ」と子ども自身で机にむかうようになれば最初の一歩は大成功です!
まとめ
小さいころの勉強に大事なのは習慣づけです。
そのためにはしっかりと親子でルールを決めることが大事。
子どもが勉強を嫌いにならないようなルールを設定して、家庭での学習を習慣づけるようにしましょう。
ルールを決めてもなかなか前向きになってくれない場合は、ちょっと視点を変えてみて。
ドリルや教材など、勉強色が強すぎて拒否反応を起こしてしまっているのかもしれません。
英語やプログラミングなど、子どもの興味を持ちそうなものからスタートしてみるのはどうでしょう。
英語の場合は、会話中心ならさらにお勉強感が緩和されます。
親が教えるにはハードルが高いので、子ども専門のオンライン英会話がおすすめ。
今人気のプログラミングを教えてみたい場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。
→こどもパソコンIchigoJamでプログラミングの自宅学習を成功させるための3ステップ
子どものタイプを見極めながら、勉強の習慣を上手につけられたらいいですね!