こんにちは!子どもが通った習い事は約10種類のライターのスージーです。
子どもの習い事、何をやらせようか迷ったときに忘れてはいけないのが親の負担。
長く続けるためにも、親も無理なく続けるために、母目線で習い事の負担を考えてみましょう。
送り迎え
まず親の負担になるのが送り迎えです。
送り迎えがあるのとないのでは大違い!
続けるうちに年齢も上がれば、1人で行ける可能性は大きくなりますが、まずは今の時点で1人で行けるかどうか考えましょう。
車
交通量が多い道を通ることになったり、最寄り駅まで遠かったり、ラッシュの時間帯にかぶってしまうなど、車で行くのが一番いい場合は送り迎えは必須になります。
お友だち同士で通う場合は、送り迎えを交替で行うこともできますが、いつまで続けるかのタイミングはそれぞれです。
いつかは1人になったときの事も念頭に置いておきましょう。
徒歩・自転車
歩きや自転車でも行ける場所の場合は、帰りの時間が肝心です。
特に、習い事を始めやすい春〜夏にかけては明るくても、寒くなり日が短くなると帰りは既に暗くなっている場合も。
始めた時は1人で帰れると思っていても、暗い中の独り歩きが不安になる可能性も考慮しておいてください。
電車・バス
電車やバスの場合も徒歩の場合と同様に、最寄り駅から家までルートを考えましょう。
駅や停留所までは迎えに行くのか、家まで1人で帰ってこれるのかによって、自分のスケジュールの立て方も大きく変わってきます。
また、運休や遅れなど、不測の事態になったときでも連絡が取れるよう、携帯を持たせたり、公衆電話の使い方を教えておく、駅員さんに助けてもらうよう伝える、など非常時に対応できるかどうかも重要です。
これらを踏まえて検討した結果、送り迎えは不要!と判断できればラッキー。
こんなにラクなことはありません。
もし、送り迎えが必要な場合は、自分がそれに対応出来るかどうか考えてみましょう。
習い事の殆どは夕方。
家事が忙しい時間帯です。
行きと帰りの時間を拘束される事による生活リズムを想像してみてください。
また、習い事の時間と移動時間によっては、送った後一度戻るよりもそのまま居てしまったほうがラクなことも。
そうなると、拘束時間はさらに増えてきます。
待つ間に買い物を済ませるなど、その時間帯に出来ることを計画的に済ませるか、むしろ家事を忘れて見学したりお茶したりして自分の時間にしてしまうか。
待つ時間を有効活用したり、楽しんでしまえるなら送り迎えが必要でも長く続けられるでしょう。
もう一つ、考えておきたいのが兄弟の存在です。
兄弟がいる場合は、いっそ同じ習い事をやらせてしまう方法もありますが、性格や性別が違うとそれも難しいこともあるでしょう。
送り迎えの間、留守番させるのか連れて行くのかも考えなければいけません。
「お迎えまでに買い物を済ませておくはずが、下の子がグズってそれどころではない」
「上の子の帰るタイミングとお迎え時間が被っていつもお腹をすかせて待っている」
など、兄弟がいることで想定できることはいくつかあります。
それらの対策を事前に考えておけば、いざ始めてから慌てることも少なくなります。
親の手伝い
スポーツ系の習い事でよくあるのが、練習毎のお当番です。
子どもたちのケガへの対応や、指導者へのお茶出しなど。
習い事によってやることは異なりますが、お当番の間はその時間をまるまる拘束されることになります。
練習毎のお当番
頻度は所属している人数の多さや一回の当番に必要な人数によってさまざまですが、負担の多さは
”低学年<高学年”
であることが多いです。
入ってすぐの回数ではなく、先々どうなっていくのかもわかっておくと安心です。
役員
習い事によっては保護者代表や各役員が必要になる場合もあります。
これらもだいたい高学年や、入ってからの年数が長い人から選出される事が多いので、入ってすぐには何も言われないかもしれませんが、いずれは当事者になることも覚悟しておきましょう。
これらのお当番の負担の多さは、習い事の料金と大きく関わってきます。
チェーン展開されているスポーツクラブなど、大きな組織内に所属しているクラブや、それを仕事にしている指導者のもとで教わるようなスポーツは、しっかりと料金をとる代わりに親の手伝いはほとんど無いところが多いです。
一方、ボランティアのようなお父さんコーチが教えてくれる場合は、料金は格安ですが、保護者もガッツリと手伝いながら運営していく必要があります。
保護者同士の結びつきは後者の方が断然強いので、それを負担と思うかメリットと思うかは人それぞれ。
料金・負担・雰囲気のバランスが一番自分に合っているものを選ぶといいでしょう。
宿題
塾や公文など、勉強系ででてくるのが毎回の宿題です。
言われなくてもやるお利口さんならなんの問題はありませんが、
「宿題やったの?」
「宿題は?」
「宿題やってから遊びなさい!!」
と、毎回言い続けるのもしんどいもの。
宿題の量と、やらなかったときの対応を確認しておきましょう。
まずは、学校の宿題と併用できる量なのか。
がんばれば出来る量と判断できたら、次は、もしできなかった場合どうするのかを聞いてみます。
病気などの場合は別ですが、やらなくてもたいして怒られない場合は注意が必要です。
やるかやらないかが親の声かけ次第になってしまっては、親にとっても本人にとってもよくありません。
やらなかった場合は、居残りなどプラスで時間を拘束される場合もあるでしょう。
その場合は、居残りの時間も考慮したうえで通えるかどうか判断が必要になります。
また、塾によっては、宿題の丸つけと直しは家でやること、わからない問題はそのままにしないこと、などのルールがあるかもしれません。
そうなると、必然的に勉強も塾任せではなく、家で親が教えなければいけない場面も出てくるでしょう。
「親が教えるとケンカになるから塾に入れたのに・・・」
という不満の声もよく耳にします。
親はサポートのみで学習そのものの指導は塾におまかせしたいという場合は、とくにしっかりと確認しておきたいところです。
まとめ
習い事を選ぶには、本人に合うかどうかが一番です。
しかし、続けるためには家族の協力も必要になってきます。
一度はじめてしまった習い事を、親の都合で替えさせたりやめさせたりするのは子どもにとってもマイナス。
そうならないためにも、始める前に、この習い事は状況的に難しそうだからと他の選択肢を提案することは親のわがままではありません。
無理をして通わせたため、体調を崩す、イライラする、夕飯が作れない、兄弟がほったらかしになる、これらの結果は結局子ども自身にも響いてきます。
無理と思ったらそれをしっかりと子どもに伝えて、もう少し通いやすいところを一緒に探すようにしましょう。
それでも、どうしても子どもがココに通いたい!という強い希望がある場合は、自分がどこまで対応できるかもう一度考えてみましょう。
何も知らずに通わせると、大変さばかりが気になってしまいますが、あらかじめ負担になりそうなことを知っておいて対策を考えておけば、気持ちにもだいぶ余裕ができます。
親も子どもも「頑張ってよかった!」「続けてよかった!」と思えるような習い事を選ぶことができたらいいですね。