こんにちは!ライターのスージーです。
将来の不安を解消するために必要なのが、お金です。
すぐ使えるように手元に残すべきお金をしっかりと把握して、余ったお金を賢く増やすのが、明るい将来のための上手なお金との付き合い方。
リスクは許さない心配症の人こそ考えたい、安心の運用計画を考えてみましょう。
貯蓄と運用のバランス
運用と聞いて、とにかく今あるお金を増やしたいと焦る気持ちもわかりますが、ちょっと待って!
一番やってはいけないのは、手元に残しておくべきお金をしっかりと計算せずに、無計画に運用に取り掛かってしまうことです。
例えば、車の買い替えや、子どもの入学など、いざ大きな出費が必要になったときに手元に使えるお金がないとどういうことになるでしょう。
急な出費や、教育資金のためにお金を借りることになってしまっては、ローンの利息が発生することで結局は大幅なマイナスとなってしまいます。
まずは、いくら手元に残しておけばいいのか、しっかりと計画を立てましょう。
すぐに使えるようにしておくべき金額の計算
手元に残しておくと安心できる金額の目安は、毎月の使う支出の3〜6ヶ月分と言われています。
不足の事態で収入が得られなくなったり、少なくなったときに、生活費が足りなくなる最悪の事態を避けるためです。
まずは、この金額の確保は絶対です。
運用を考えるのは、最低でも支出の3ヶ月以上の貯金ができてから、と覚えておきましょう。
それから、近々必要となることがわかっているお金がある場合はその分も計算に入れておきましょう。
子どもの入学・結婚・家の建て替え・車の買い替えなど、必要なときに現金化できないと困ります。
数年以内にこれらのライフイベントが予測される場合は、その時期に資金を手元に戻すことを考えて、運用する計画をたてるといいでしょう。
運用方法
手元に残しておくべき額がわかったら、今ある貯金額からその額を引きます。
それが運用に使えるお金ということになります。
ハイリスクハイリターンの運用も魅力ではありますが、今回はノーリスクの運用第一で紹介していきます。
とにかく貯めたお金が減ることだけは許さない!という人が検討したい運用方法です。
定期預金
せっかく貯めたお金が減る事態は避けたい、という人は元本保障の金融商品を選ぶといいでしょう。
一番手頃なのは定期預金。
預ける銀行や時期によって利率がかなり違うので、しっかりと比較して預けましょう。
預けるときには利率の高さだけでなく、万が一途中解約をした時にどうなるのかも調べたうえで預けるようにすると安心です。
保険商品
また、保険商品で元本保証の商品を選ぶ方法もあります。
子どもの教育資金が目的なら学資保険、将来のお金のためであれば個人年金保険などです。
学資保険で注意しなければいけないのが保障とのバランスです。
ケガなどの保障が多くついた商品は元本割れになることも多いので、増やすことが目的であれば貯蓄型の商品を選びましょう。
個人年金保険は受け取り方によって元本割れとなります。
一生受け取れる終身年金、一定期間(生きている間)受け取れる有期年金と、死亡していても一定期間受け取れる確定年金。
利率は終身年金が一番高く、次が有期年金ですが、どちらも早期に死亡してしまった場合は元本割れになってしまいます。
リスクゼロを目指すなら、死亡してからも遺族が一定金額を受け取れる確定年金がおすすめです。
また、夫婦どちらかが生きている間は受け取れる夫婦年金の商品も注目です。
学資保険、年金保険どちらの場合にも、途中解約した場合は元本割れになる可能性があるので、払込終了時まで払い続けられること、満期日以前にまとまった額のお金が必要にならないかどうかはしっかりと確認してから契約することが重要です。
住宅ローン繰り上げ返済
また、リスクがゼロで効果も高いのが、住宅ローンの繰り上げ返済です。
運用の利率よりも、ローンの利息の方が断然が高い現状を見ると、繰り上げ返済をしてしまって、利息分を抑えることで数百万単位のお金がプラスになることも。
ローリスク・ハイリターンの運用方法と言えるでしょう。
しかし、ここでも、注意しなければいけない点はあります。
それは、繰り上げ返済をしたお金はすぐには戻ってこないということ。
貯蓄と違って、いざ必要になったときにどこにもお金はありません。
長期的に見ればお得ですし、損をすることはありませんが、繰り上げ返済で支払った金額分が手元に戻るのはかなり先だということはしっかりと意識したうえで、するべきかどうかの判断が必要です。
繰り上げ返済のときに注意したいのが、期間短縮型か返済額軽減型かの選択です。
利息の支払い額としては期間短縮型の方が大きく、お得感は高いですが、効果を実感できるのは短縮されて、支払いの必要がなくなった期間からです。
そこまでに大きくお金が発生しないという場合はかなりお得ですが、もし、その間に大きなライフイベントが発生し、他でお金を借りることになってしまってはせっかくかえって損をしてしまいます。
それならば返済額軽減型を選んだほうが安心です。
ただし、毎月の支払額が減るといっても、かなりの額を返済しないと月々では万単位のプラスにはなりません。
減った分の支払い額は貯蓄に回す前提で、必要なときにその貯蓄額で間に合うのかどうかはしっかりと事前にチェックしておきましょう。
最後に
リスクゼロの運用は、リターンも少ないです。
運用のための資金を増やすためにも日頃の節約も大切ですね。
1人暮らしの節約術 – 一人の時こそチャンス!無理なくできる節約のノウハウが満載 –
また、お金を増やす方法は資産を運用するだけではありません。
お金以外のものに投資して長期的な視点でお金を増やす方法もリスクの少ない投資とも言えます。
「成功者の考え方に学ぶ お金が貯まる人が投資しているものとは?」などの記事も参考に自分にあったお金を増やす方法を見つけてください。